文部科学省科学研究費 基盤研究A 23249089 (研究代表者:柳井晴夫)

TOPページ > 研究の紹介
 

研究の目的

 近年、看護系大学の急増と医療の高度化に伴い、卒業までに取得すべき看護実践能力の評価の重要性が増加している。その一環として、臨地実習に入る直前の段階までに看護学生が取得すべき知識・能力を正しく評価しておくことは看護実習の適正化のための急務の課題である。このような状況に鑑み、申請者は、2008~2010年に科学研究費補助金を受け、看護系大学の学生が臨地実習以前に必要とされる知識・能力の有無を検証することを目的とした、コンピュータ試験(CBT:Computer Based Testing)の開発研究を行った。本研究は、この研究を発展、かつ精緻化するもので、全国看護系22大学のカリキュラムに組み入れた形でCBTの実用化試験を行う。その結果を踏まえ、出題内容の更なる分析、各種妥当性の検証、多様なCBTシステムの開発を行い、全国規模で実用化するための諸課題を明らかにする。
 

研究計画・方法

 ①平成23年度には、平成21年~22年に実施した看護系大学共用試験(紙筆試験、およびCBTモニター試験)の分析(とくに誤答分析)とその結果に基づく試験問題の精選を行う。②新しい試験問題(読解力,推論分析力)を作成し、モニター試験を行う。③これらの試験結果から、測定領域の再分類をおこない、本研究の結果にもとづく看護モデル・コア・カリキュラムの提言を行う。さらに、平成23年度までに作成された問題を、上記モデルカリキュラムにもとづき、複数個の測定領域に分類し、個々の領域ごとに問題をプールする。④このようにして精緻化されたCBT試験問題を全国看護系大学で実用化する第1歩として、分担者の所属する全国22看護系大学の教育カリキュラムに組み入れた形でモニター試験を実施する。⑤全国の看護系大学において、本研究で開発されたCBTモニター試験が継続的に使用されることを目指し、CBT運用のために必要な研究課題を明確化する。
 

平成20~22年度研究課題


文部科学省科学研究費 基盤研究A 2024984(研究代表者:柳井晴夫)